ACID特性 は、トランザクション が信頼できるために備えるべき 4つの性質 の頭文字です。お金や在庫など、絶対に矛盾が許されないデータを扱う土台になります。
- A:原子性(Atomicity) … 全部やるか、まったくやらないか。途中で終わらせない。
- C:一貫性(Consistency) … 実行の前後で、決めたルール(制約)が保たれる。
- I:独立性(Isolation) … 同時に走る他の処理から、途中経過が見えない・干渉されない。
- D:永続性(Durability) … いったん確定したら、故障や停電があっても消えない。
たとえば送金なら、「引き落としと入金は必ずセット(原子性)」「合計残高の整合が保たれる(一貫性)」「他人の同時取引に乱されない(独立性)」「完了後は確実に残る(永続性)」——これらすべてが守られて、初めて安心して使えます。
リレーショナルデータベース はこのACIDをしっかり保証するのが得意です。一方、超大規模な分散システムでは、性能や 可用性 と引き換えに、一貫性をゆるめる設計(結果整合性)が選ばれることもあります。