パケット は、通信するデータを 小さく分割した「小包」 の単位です。ネット上のデータは、大きな塊のまま一度に送るのではなく、細かく分けて送られます。
大きな荷物を、宛先を書いた複数の小包に分けて別々に送り、届いた先で組み立て直す——これがパケット通信の考え方です。1つ1つのパケットには、宛先の IPアドレス や順番の情報が付いています。
分割して送る利点は次のとおりです。
- 経路を柔軟に選べる … 各パケットが空いている道を通れる。1本が混んでも回り道できる。
- 回線を共有できる … 1つの通信が回線を占有せず、みんなで効率よく使える。
- 一部だけ送り直せる … 途中で失われたパケットだけを再送すればよい。
受け取った側では、TCP が順番の情報をもとに元のデータへ組み立て直し、抜けがあれば送り直しを求めます。こうして、バラバラに運ばれても、元通り正確なデータが復元されます。