AIエージェント(AI Agent)は、目的を伝えると、自分で手順を考え、道具を使って作業そのものを終わらせる AIです。中身の頭脳は LLM ですが、文章を返して終わりではなく、ファイルを読み書きしたり、コマンドを実行したり、Webを見に行ったりする「手」を持っているのが違いです。
チャットAIとの違い
同じLLMを使っていても、与えられている役割が違います。
- チャットAI:あなたの質問に、文章で答える。手を動かすのはあなた。
- AIエージェント:目的だけ渡すと、手順を自分で分解し、道具を使い、結果を確かめ、失敗したらやり直す。
「この関数の直し方を教えて」がチャットAI、「テストが通る状態にして」がAIエージェント、と考えると分かりやすいはずです。
何ができるか
エージェントに渡されている「手」は、製品によって違いますが、だいたい次のようなものです。
- ファイルを読む・書く・整理する
- コマンドを実行して、その出力を読んで次の手を決める
- Webを検索する、ページを開いて情報を取る
- 決まった時刻に自分で動く(定期実行)
- 外部サービスにつなぐ
代表的なAIエージェント
- Claude Code:ターミナルで動く、コーディング用のエージェント。詳しくは Claude Code とは ― ターミナルで動くAIエージェント。
- Hermes Agent:自分のサーバーに常駐し、記憶とスキルを貯めていくオープンソースのエージェント。詳しくは Hermes Agent とは?。
使うときの注意
エージェントは「もっともらしい」判断を自信満々にやります(ハルシネーション)。しかもチャットAIと違い、間違いがそのままファイルの変更やコマンドの実行として実行されてしまうため、どこまでの権限を渡すかは自分で決める必要があります。渡し方の工夫、つまり プロンプト の書き方も結果を大きく左右します。