暗号化 は、データを 鍵を持つ相手以外には読めない形に変換 することです。もし通信やデータが盗まれても、暗号化されていれば中身は分かりません。
暗号化には、大きく2つの方式があります。
- 共通鍵暗号 … 施錠と解錠に 同じ鍵 を使う。高速だが、その鍵をどう安全に相手へ渡すかが課題。
- 公開鍵暗号 … 公開する鍵と秘密の鍵 をペアで使う。事前に秘密の鍵を共有しなくてよい。
実際の HTTPS 通信では、両者のいいとこ取りをします。最初に公開鍵暗号で「共通鍵」を安全に渡し合い、その後は高速な共通鍵暗号で本番のやり取りをする、という組み合わせです。
暗号化と混同されやすいのが ハッシュ です。ハッシュは 元に戻せない 一方通行の変換で、目的が違います(改ざん検知やパスワード保存に使う)。暗号化は「鍵があれば元に戻せる」点が本質的な違いです。データを守る、あらゆるセキュリティの土台となる技術です。