本文へスキップ
BecomeCoder

Python画像認識コース · 第1章 OCR・画像認識の全体像 · レッスン2

認識までのパイプライン ― 前処理がカギ

ローカル実施

導入

「画像を渡せば文字が返る」——理想はそうですが、現実の写真は影・傾き・ノイズ・低解像度だらけで、そのまま渡すと OCR はうまく読めません。精度を左右するのは、実は**認識エンジンそのものより「前処理」**です。OCR は次のような一連の流れ(パイプライン)で成り立っています。

説明

flowchart LR
  A["画像を取得<br/>(撮影・スキャン)"] --> B["前処理<br/>グレースケール・二値化・ノイズ除去"]
  B --> C["領域の検出<br/>文字のかたまりを切り出す"]
  C --> D["文字認識<br/>Tesseract / EasyOCR"]
  D --> E["後処理<br/>誤りの修正・整形"]
  • 取得: カメラやスキャナ、スクリーンショットから画像を得る段階。
  • 前処理: 色を減らし(グレースケール)、白と黒にはっきり分け(二値化)、ノイズを消す。ここが精度に直結します(第3章)。
  • 領域の検出: 「どこに文字があるか」を見つけ、切り出す(第4章)。
  • 文字認識: 切り出した領域を OCR エンジンに渡し、文字に変換する(第5章)。
  • 後処理: 認識結果の明らかな誤り(0O の混同など)を、ルールや辞書で直す(第6章)。

このコースの第2〜4章は、この図の 前処理〜領域検出 をブラウザ内で実際に動かして学びます。文字認識のエンジン本体はブラウザでは動かせないため、第5章で読み物として解説します。

演習

このレッスンは読み物です。上のパイプラインの5段階を、順番に言えるようにしておきましょう(取得 → 前処理 → 領域検出 → 認識 → 後処理)。「なぜ前処理が重要か」を一言で説明できれば準備万端です。