導入
バッチは書いた命令を一気に流します。速すぎて結果が読めなかったり、前の表示が残って見づらかったり――そんなときに使うのが pause(止める)と cls(消す)です。地味ですが、実行結果を「人に見せる」ために欠かせない2つです。
説明
pause は「続行するには何かキーを押してください …」と表示して、キー入力があるまで処理を止めます。ダブルクリック実行でウィンドウが即閉じるのを防ぐ定番です。
cls(clear screen)は画面をまっさらに消します。メニュー表示などで、前の出力を消してから描き直したいときに使います。
@echo off
echo 準備ができました。
pause
cls
echo 画面を消して、続きを表示しています。
pause
このバッチは、最初のメッセージで一度止まり、キーを押すと画面を消してから次のメッセージを表示し、また止まります。
メッセージを変えたい
pauseの標準メッセージが気に入らなければ、echoで好きな文言を出してから、無言で待つpause >nulを組み合わせます(>nulは「表示を捨てる」指定。第5章のリダイレクトで詳しく扱います)。echo 準備ができたら Enter を押してください pause >nul
やってみよう
cls を入れた場合と入れない場合で、画面がどう変わるか見比べてみましょう。cls があると前の表示が消えてスッキリするのがわかります。