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BecomeCoder

C#実践コース · 第3章 ビルド・ツールとプロジェクト基礎 · レッスン16

Visual Studioでのビルドとデバッグ実行(ローカル実施)

ローカル実施
スターターをダウンロード(.zip)

導入

実務ではコマンドではなくVisual Studioの画面からビルド・実行するのが主流です。特に重要なのが「Debug開発用)とRelease(配布用)の違い」、そして「F5Ctrl+F5 の違い」です。この2つを正しく使い分けられるようになりましょう。

図解

flowchart TB
    subgraph 構成["ビルド構成"]
        D["Debug<br/>最適化なし・デバッグ情報あり<br/>開発中に使う"]
        R["Release<br/>最適化あり・軽量・高速<br/>配布・本番に使う"]
    end
    subgraph 実行["実行方法"]
        F5["F5<br/>デバッグ実行<br/>ブレークポイントで止まる"]
        CF5["Ctrl+F5<br/>デバッグなし実行<br/>止まらず速い"]
    end
    style R fill:#e8f5e9
    style F5 fill:#e1f5fe

詳細手順

  1. スターター100-vs-build-debug/starter.zipを展開し、.slnファイルをダブルクリックしてVisual Studioで開く
  2. 上部ツールバーの構成ドロップダウンDebugReleaseを切り替えられることを確認する
Visual Studioツールバーの構成ドロップダウンでDebugとReleaseを切り替える箇所
ツールバー左上の構成ドロップダウン(Debug / Release)と実行ボタン
  1. メニュー ビルド → ソリューションのビルド(またはCtrl+Shift+B)でビルドし、下部の「出力」ウィンドウに「ビルド: 成功 1」と出ることを確認する
出力ウィンドウにビルド成功のログが表示された様子
出力ウィンドウのビルド結果
  1. コードの行番号の左の余白をクリックしてブレークポイント(赤い丸)を置く
  2. **F5(デバッグ実行)**で起動する。ブレークポイントで実行が一時停止し、変数の値をその場で確認できることを体感する
F5デバッグ実行でブレークポイントに到達し、黄色い矢印で停止、ローカル変数ウィンドウに値が表示された画面
F5デバッグ実行:ブレークポイントで停止し、ローカル変数の値を確認
  1. 次に**Ctrl+F5(デバッグなしで実行)**で起動する。ブレークポイントを無視し、止まらずに速く実行されることを確認する

Debug と Release / F5 と Ctrl+F5 の使い分け

  • Debug:最適化を抑え、デバッグ情報を多く含む。開発中はこちら。#if DEBUG(前章)も有効になる
  • Release:最適化が効き、軽量・高速。他人に配布する・本番にデプロイするときは必ずReleaseでビルドする
  • F5(デバッグ実行):デバッガを付けて起動。ブレークポイントで止まり、ステップ実行や変数監視ができる
  • Ctrl+F5(デバッグなし実行):デバッガなしで起動。止まらないぶん速い。動作を素早く確認したいときに使う
  • 補足:F9でブレークポイントの設定/解除、F10でステップオーバー(1行実行)、F11でステップイン(メソッドの中へ)

まとめ

  • Debugは開発用・Releaseは配布用(配布は必ずRelease)
  • F5はデバッグ実行(ブレークポイントで止まる)、Ctrl+F5はデバッグなし実行(止まらず速い)
  • F9=ブレークポイント、F10=ステップオーバー、F11=ステップイン

次回: ビルドで生まれる成果物「exeファイルとdllファイル」を学びます。

テンプレート構成(教材制作用メモ)

100-vs-build-debug/
└── starter.zip   # .sln / ブレークポイント体験用の分岐のあるコンソールアプリ / README(手順・スクショ差し込み位置)