導入
Kubernetes は1台ではなく、複数のサーバーをまとめた クラスタ として動きます。クラスタは大きく「頭脳」と「筋肉」の2種類のサーバーでできており、この全体像を先に掴むと後がラクになります。
説明
クラスタ(cluster) とは、Kubernetes が束ねるサーバー群のまとまりです。中の各サーバーを ノード(node) と呼びます。ノードには役割が2種類あります。
- コントロールプレーン(control plane、頭脳) … 「あるべき状態」を管理し、どこに何を配置するかを判断する司令塔。
- ワーカーノード(worker node、筋肉) … 実際にコンテナ(正確には後述の Pod)が動く働き手。ふつう複数台あり、ここが増えるとクラスタの容量が増える。
graph TB
subgraph cp["コントロールプレーン(頭脳・司令塔)"]
CP[あるべき状態を管理<br/>配置を判断]
end
subgraph workers["ワーカーノード(筋肉・働き手)"]
subgraph n1["ノード1"]
P1[Pod]
P2[Pod]
end
subgraph n2["ノード2"]
P3[Pod]
end
subgraph n3["ノード3"]
P4[Pod]
P5[Pod]
end
end
CP -- 指示 --> n1
CP -- 指示 --> n2
CP -- 指示 --> n3
利用者(あなた)は基本的にコントロールプレーンに「こうしてほしい」と宣言するだけ。すると頭脳が「では2番のノードが空いているからそこへ」と判断し、各ワーカーノードにコンテナを配置します。ワーカーノードの上で動く最小の実行単位が Pod(ポッド) で、これは第2章でじっくり扱います。
まずは「クラスタ=頭脳1系統+筋肉が複数」という骨格を覚えてください。次のレッスンから、頭脳と筋肉それぞれの中身を分解していきます。