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Kubernetesコース · 第1章 コンテナからKubernetesへ ― 全体像をつかむ · レッスン6

ローカル環境と kubectl の基本

ローカル実施

導入

Kubernetes を学ぶには、手元に小さなクラスタを1つ持つのがいちばんです。1台のパソコンでも、お試し用のクラスタを作る手軽な方法がいくつかあります。あわせて、クラスタへの命令ツール kubectl の基本コマンドを見ておきましょう。

説明

手元でクラスタを持つ主な選択肢は次の3つです。どれか1つで構いません。

  • Docker Desktop の Kubernetes … すでに Docker Desktop を使っているなら、設定で Kubernetes を「有効化」するチェックを入れるだけ。いちばん手間が少ない。
  • minikube(ミニキューブ) … 1台のパソコンに単一ノードのクラスタを作る定番ツール。学習用として広く使われる。
  • kind(カインド) … 「Kubernetes in Docker」の略で、Docker コンテナの中にクラスタを作る軽量ツール。複数ノードの模擬もしやすい。

そして kubectl(キューブコントロール) は、クラスタを操作するコマンドラインツールです。実体は前章で出た API Server への命令の送り手で、これから何度も使います。まず接続と状態確認から。

# kubectl とクラスタのバージョンを確認
kubectl version
# 例: Client Version: v1.31.0 / Server Version: v1.31.0

# クラスタを構成するノードの一覧
kubectl get nodes
# 例:
# NAME             STATUS   ROLES           AGE   VERSION
# minikube         Ready    control-plane   5m    v1.31.0

# クラスタの基本情報(どこに接続しているか)
kubectl cluster-info
# 例:
# Kubernetes control plane is running at https://127.0.0.1:6443

# いま操作対象になっているクラスタ(コンテキスト)の名前
kubectl config current-context
# 例: minikube

kubectl が「どのクラスタに、どのユーザーとして接続するか」の情報は、~/.kube/config(ホームディレクトリ配下の設定ファイル。キューブコンフィグ)に保存されています。複数のクラスタを切り替えて使うときは、この設定の中の コンテキスト(context) を切り替えます(kubectl config current-context で現在の対象が分かります)。

環境と kubectl が用意できたら、いよいよ次章から、Kubernetes で動かす最小単位 Pod をマニフェストで書いていきます。