導入
正規表現では、いくつかの記号が「文字そのもの」ではなく「特別なはたらき」を表します。これを メタ文字(特殊文字)と呼びます。まずはどんな記号がメタ文字なのか、全体像をつかみましょう。
説明
代表的なメタ文字は次のものです。今すぐ全部を覚える必要はありません。「これらは特別な意味を持つ」とだけ知っておけば十分です。
| 記号 | ざっくりした意味 |
|---|---|
. | 任意の1文字 |
* + ? | 直前の繰り返し(0回以上/1回以上/0か1回) |
[ ] | 文字クラス(この中のどれか1文字) |
( ) | グループ化 |
| ` | ` |
^ $ | 行頭・行末 |
\ | 次の文字の意味を変える(エスケープ) |
たとえば . は「任意の1文字」を表すメタ文字です。
パターン: c.t
対象: cat cot cut cst
マッチ: [cat] [cot] [cut] [cst] ← c と t の間が何であっても1文字ならマッチ
c.t は「c で始まり、任意の1文字を挟み、t で終わる3文字」にマッチします。だから cat も cot も c9t もマッチします。
やってみよう
上の表を眺めて、「ふつうの文字」と「特別な記号」があるのだと意識してみましょう。次のレッスンでは、その特別な意味を打ち消す「エスケープ」を学びます。