導入
正規表現の大きな用途が 置換 です。検索と違い、マッチした部分を別の文字列に書き換えます。このとき、キャプチャした内容を置換後の文字列に 差し込む ことができます。これを 後方参照 と呼びます。
説明
置換後の文字列では、キャプチャした内容を $1 $2 …(エンジンによっては \1 \2)で参照できます。
検索: (\d{4})-(\d{2})-(\d{2})
置換: $1/$2/$3
対象: 2026-07-25 → 2026/07/25 (ハイフン区切りをスラッシュ区切りに)
順序の入れ替えもできます。
検索: (\w+)@(\w+)
置換: $2 の $1 (メールの左右を入れ替えて説明文に)
対象: taro@example → example の taro
パターンの 中 で後方参照を使うと「直前にマッチしたのと同じ文字列」を表せます。連続した重複語や、開き・閉じが同じ引用符のペアを見つけるのに便利です。
パターン: (\w+)\s+\1 対象: the the cat → "the the" にマッチ(同じ語の繰り返し)
ここで \1 は「グループ1でマッチしたのと同じ文字列」を意味します。パターン内では \1、置換文字列では $1、という使い分け(エンジンにもよります)を意識しましょう。
やってみよう
置換では $1 $2 でキャプチャを差し込める ―― これを覚えると、正規表現は「検索」から「一括整形」の道具に変わります。日付の区切り文字変換などで試してみましょう。