導入
COBOLプログラムが「どんな環境で動くのか」「どの外部ファイルを使うのか」を書く場所が ENVIRONMENT DIVISION です。今の段階では、詳しく書く内容よりも「何のためにある場所か」という位置づけを掴んでおきましょう。
説明
ENVIRONMENT DIVISIONは、大きく2つのSECTION(節)に分かれます。
ENVIRONMENT DIVISION.
CONFIGURATION SECTION.
SOURCE-COMPUTER. GNUCOBOL.
INPUT-OUTPUT SECTION.
FILE-CONTROL.
SELECT SALES-FILE ASSIGN TO "sales.dat"
ORGANIZATION IS LINE SEQUENTIAL.
- CONFIGURATION SECTION … プログラムが動くコンピュータの種類など、実行環境そのものに関する情報。
- INPUT-OUTPUT SECTION … 外部のファイル(この後の第7・8章で詳しく扱う「ファイル処理」)を、プログラムの中でどう呼ぶか(
SELECT ... ASSIGN TO ...)を対応づける場所。
ここで大事なのは、ファイルを使わない・単純な入出力だけのプログラムでは、ENVIRONMENT DIVISION自体を省略できるという点です。実際、次のレッスン以降でしばらく書く「画面に表示するだけ」のプログラムでは、ENVIRONMENT DIVISIONは登場しません。
「外の世界(ファイルや実行環境)とつながる必要が出てきたら、ここに書く」——そういう位置づけとして、まずは頭の片隅に置いておいてください。詳しい書き方は第7章で改めて扱います。
試すには
このレッスンではコードを動かす必要はありません。「ENVIRONMENT DIVISIONはファイルなどの外部環境とつながる場所」というイメージだけ持って次に進みましょう。