本文へスキップ
BecomeCoder

COBOLコース · 第2章 はじめてのCOBOLプログラム ― 4つのDIVISION · レッスン9

DATA DIVISION入門 ― WORKING-STORAGE SECTIONとは

ローカル実施

導入

レッスン6で「COBOLは使うデータを先にまとめて宣言する」と説明しました。その宣言をする場所が DATA DIVISION で、その中でも最もよく使うのが WORKING-STORAGE SECTION(作業用記憶域節)です。

説明

WORKING-STORAGE SECTIONは、プログラムの実行中ずっと使う「作業用の変数メモリ領域)」を宣言する場所です。

       DATA DIVISION.
       WORKING-STORAGE SECTION.
       01  WS-MESSAGE          PIC X(20)   VALUE "Hello, COBOL!".
       01  WS-COUNT            PIC 9(3)    VALUE 0.
  • WORKING-STORAGE SECTION. … 作業用の変数をこれから宣言する、という宣言。
  • 01 WS-MESSAGE PIC X(20) VALUE "Hello, COBOL!".WS-MESSAGE という名前の、20文字分の領域を用意し、初期値として "Hello, COBOL!" を入れる。
  • 01 … レベル番号(詳しくは第3章)。データの階層を表す番号です。今は「変数の宣言はレベル番号から始まる」とだけ覚えておけば十分です。
  • PIC X(20)PICTURE句(略して PIC)。データの「姿・形」を指定します。X は英数字、(20) は20文字分という意味です。PICTURE句は第3章でじっくり扱う、COBOLの最重要概念です。

多くの言語での「変数宣言」に一番近いのがこのWORKING-STORAGE SECTIONだと考えてください。WS- という接頭辞は必須ではありませんが、「これはWORKING-STORAGEの変数だ」と分かるようにする実務上の慣習として、このコースでも使っていきます。

試すには

WS-MESSAGEVALUE の中身を好きな文字列に変えたら、次のレッスンで学ぶ DISPLAY 文と組み合わせて画面に表示できます。レッスン11で実際に動かしてみましょう。