導入
レッスン6〜10で学んだ4つのDIVISIONを、ついに1つのプログラムとしてつなげます。これがCOBOLでの最初の「Hello, World」です。
説明
*> hello.cob
IDENTIFICATION DIVISION.
PROGRAM-ID. HELLO-WORLD.
DATA DIVISION.
WORKING-STORAGE SECTION.
01 WS-MESSAGE PIC X(20) VALUE "Hello, COBOL!".
PROCEDURE DIVISION.
DISPLAY "Hello, World!".
DISPLAY WS-MESSAGE.
STOP RUN.
上から順に確認しましょう。
IDENTIFICATION DIVISION./PROGRAM-ID. HELLO-WORLD.… プログラムの名前をHELLO-WORLDと名乗る。DATA DIVISION./WORKING-STORAGE SECTION.…WS-MESSAGEという変数(20文字分、初期値"Hello, COBOL!")を用意する。PROCEDURE DIVISION.… 実際の処理。文字列を直接表示し、続けて変数の中身も表示し、最後にSTOP RUN.で終了する。
このプログラムでは ENVIRONMENT DIVISION を省略しています。レッスン8で触れたとおり、外部ファイルを使わない単純なプログラムでは省略が可能だからです。
実行すると、次のように表示されます。
Hello, World!
Hello, COBOL!
試すには
GnuCOBOLをインストール済みなら、次のコマンドで動かせます。
cobc -x -free hello.cob -o hello
./hello
固定形式で保存した場合は -free を付けずにコンパイルしてください。手元に環境がなければ、OnlineGDB に上のコードを貼り付けて「Run」を押すだけで、同じ結果を確認できます。WS-MESSAGE の中身を書き換えて、表示が変わることも試してみましょう。