導入
概念の説明が続きましたが、そろそろ実際に手を動かしたくなってきた頃でしょう。COBOLを試すには、大きく2つの方法があります——手元にインストールする方法 と、ブラウザだけで試す方法 です。
説明
1. GnuCOBOLをインストールする
GnuCOBOL(旧称 OpenCOBOL)は、無料で使えるオープンソースのCOBOLコンパイラです。COBOLのソースコードを実行可能ファイルに変換(コンパイル)してくれます。
# Windows(Chocolatey を使う場合)
choco install gnucobol
# macOS(Homebrew)
brew install gnu-cobol
# Ubuntu/Debian系Linux
sudo apt install gnucobol
インストールできたら、cobc コマンドでコンパイル・実行します。
# hello.cob をコンパイルして実行ファイルを作る
cobc -x -free hello.cob -o hello
# 実行する(Windowsなら hello.exe)
./hello
cobc… GnuCOBOLのコンパイラコマンド。-x… 実行可能ファイルを作るオプション(付けないとライブラリ用のオブジェクトファイルになる)。-free… ソースが自由形式であることを指定(固定形式なら不要)。-o hello… 出力ファイル名を指定。
2. ブラウザだけで試す(Playground)
インストールが面倒なときや、外出先で試したいときは、ブラウザで動くオンラインのCOBOL実行環境が便利です。
- OnlineGDB (COBOL) … コードを貼り付けて「Run」を押すだけで実行結果が確認できます。
このコースの以降のレッスンでは、コード例のあとに「試すには」として、GnuCOBOLでのコンパイル方法やPlaygroundでの試し方を案内します。実際に手を動かしながら読み進めることを強くおすすめします。
試すには
まずは次章のレッスン11で作る「Hello, World」を先取りして、上の cobc コマンドか OnlineGDB のどちらかで動かせる環境を準備しておきましょう。環境構築でつまずいたら、Playground(OnlineGDB)から始めるのが一番手軽です。