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Solanaコース · 第1章 Solanaとは何か · レッスン4

クラスタとSOL ― devnet/testnet/mainnetとネイティブ通貨

ローカル実施

導入

開発中のアプリで、本物のお金を使ったテストをしたくない」というのは、Web開発でもブロックチェーン開発でも共通の悩みです。Solana には、この悩みに応えるための複数のネットワークが用意されています。

説明

Solana のネットワークは、バリデータ(取引を検証し、台帳を更新するノード)の集まりとして動いています。この集まり全体を クラス と呼びます。1つのクラスタに属するバリデータたちは、同じ台帳のコピーを持ち、協調して新しいブロックを積み上げていきます。

Solana には用途の異なる3つの代表的なクラスタがあります。

graph TD
    D["devnet<br/>開発・実験用<br/>SOLは無料で入手可"] --> T["testnet<br/>本番相当の負荷テスト用<br/>バリデータ運用者向け"]
    T --> M["mainnet-beta<br/>本番ネットワーク<br/>本物の価値を持つSOLが動く"]
  • devnet: アプリを開発しながら試すためのネットワーク。誰でも無料でテスト用の SOL を入手でき、失敗しても実害がありません。このコースで学ぶ内容は、まず devnet で試すことを想定しています。
  • testnet: 主にバリデータの運用者が、本番相当の負荷でネットワークの動作を検証するためのネットワークです。
  • mainnet-beta: 実際に価値を持つ SOL が取引される本番ネットワークです。

SOL は Solana のネイティブ通貨(そのブロックチェーンに最初から組み込まれている基軸通貨)です。取引の手数料の支払いや、後の章で説明する「アカウントを維持するための担保」に使われます。SOL には最小単位があり、lamport(ラムポート)と呼ばれます。1 SOL = 10億(1,000,000,000)lamport です。名前は、PoH のアイデアの元にもなった計算機科学者 Leslie Lamport にちなんでいます。

これらのネットワークとやり取りするには ウォレット が必要です。ウォレットは、SOL やトークンの残高そのものというよりは、「取引に署名するための鍵」を管理するソフトウェアです。誰かがあなたの代わりに取引を作れないよう、あなたの秘密鍵で「これは確かに自分が指示した取引です」と証明する役割を持っています。

演習

新しく作った Solana プログラムを試したいとき、devnet と mainnet-beta のどちらを最初に使うべきでしょうか。理由も合わせて考えてみましょう。

ヒント1を見る

mainnet-beta で使われる SOL は実際に価値を持ちます。

ヒント2を見る

devnet の SOL は無料で入手でき、失敗しても金銭的な実害がありません。