導入
XML は「このデータが何なのか」を タグ(ラベル)で囲んで表す書き方です。ただの文字列 田中太郎 30 では、どれが名前でどれが年齢か分かりませんが、XML なら次のように 意味付き で書けます。
<person>
<name>田中太郎</name>
<age>30</age>
</person>
これなら人間にもプログラムにも「名前は田中太郎、年齢は30」だと一目で伝わります。
説明
XML が生まれた目的は、プログラムやシステムの間でデータをやり取りする ことです。異なる会社・異なる言語(Java でも C# でも Python でも)で作られたシステム同士が、同じテキストを読めば同じ意味を受け取れる ―― そのための「共通の書き方」が XML です。
XML の特徴を3つだけ挙げると次のとおりです。
- タグの名前を自由に決められる(= Extensible = 拡張可能)。
<name>でも<商品名>でも、目的に合わせて作れます。 - 人が読んでも分かる。テキストなので、専用ソフトがなくても中身を確認できます。
- 構造(入れ子)を表せる。データの中にデータを持てるので、複雑な情報も整理して書けます。
似たものに HTML があります。見た目はそっくりですが、HTML が「Webページの見た目・部品」を表す 決まったタグの集合 なのに対し、XML は「データの意味」を表す 自分でタグを決められる仕組み です。この違いは最終章でもう一度整理します。
やってみよう
まずは「XML = データをタグで囲んで意味を付ける書き方」というイメージを持ちましょう。次のレッスンで、その主役である「タグと要素」の形を詳しく見ていきます。