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XMLコース · 第4章 発展と実例 · レッスン10

XMLはどこにいる ― 実例とまとめ

ブラウザで完結

導入

最後に、これまで学んだ記法が実際にどこで使われているかを見て、コース全体を振り返ります。「あのファイルの中身、XMLだったのか」と気づくと、記法の知識が一気に実用と結びつきます。

説明(XMLが使われている場所)

XMLは、いまも幅広い場所で現役です。代表的な例を挙げます。

  • RSS / Atom ―― ブログやニュースの更新情報を配信するフォーマット。<item><title> でできています。
<rss version="2.0">
  <channel>
    <title>私のブログ</title>
    <item>
      <title>新しい記事</title>
      <link>https://example.com/article</link>
    </item>
  </channel>
</rss>
  • SVG ―― 拡大しても劣化しない画像。中身はXMLで、<circle><path> といった図形の要素で描かれています。
  • Officeファイル(.docx / .xlsx / .pptx) ―― 実はZIPで圧縮されたXMLの集まり。拡張子.zip にして展開すると、中からXMLが出てきます。
  • 設定ファイル ―― Javaの pom.xml(Maven)、.NETの .csprojApp.config、Androidの AndroidManifest.xml など、開発現場の設定は今もXMLが多く使われています。
  • SOAP / データ交換 ―― システム間でデータをやり取りするWeb APIの一形式。

説明(XMLとJSON・HTMLの違い)

XMLと似たものを整理しておきましょう。

XMLHTMLJSON
主な目的データの表現・交換Webページの表示データの表現・交換
タグ名自由に決める決まった集合タグではなく キー:値
閉じタグ必須一部省略可不要
見た目冗長だが厳密表示向き簡潔で軽量

近年、データ交換の主役は JSON に移りつつあります。JSONのほうが記述量が少なく軽いためです。それでもXMLは、属性・名前空間・コメント・厳密な検証(スキーマ といった強みがあり、設定ファイルや文書系フォーマット、既存システムとの連携では今も広く使われています。「新しいから」「古いから」ではなく、目的に合うほうを選ぶ のが実務の感覚です。

まとめ(このコースで学んだこと)

  • 要素<開始>中身</終了> の3点セット。開始と終了は必ず対応させる。
  • 入れ子と木構造:要素の中に要素。ルート要素はちょうど1つ。
  • 属性:開始タグ内に 名前="値"。値は必ず引用符で囲む。
  • 空要素<tag /> で閉じる。XMLではすべてのタグを閉じる。
  • 宣言<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> を先頭に。
  • コメント<!-- -->-- を続けて含めない。
  • 実体参照&lt; &amp; など。記号を文字として書く。塊は CDATA で囲む。
  • 名前空間xmlns でタグに所属を与え、名前の衝突を防ぐ。

XMLの記法は、覚えることは多くありません。この8つのルールを押さえておけば、設定ファイルやAPIのレスポンスでXMLに出会っても、落ち着いて読み書きできます。お疲れさまでした。

実際に動かしてみよう

下のエディタに XML を書くと、右側にその場で「整形式(well-formed)かどうかの判定」と「木構造ツリー」が表示されます(ブラウザ標準のXMLパーサを使うので、タグの閉じ忘れ・大文字小文字違い・ルート要素が2つ・入れ子の交差などは本物どおりエラーになります)。下の XPath 欄に式(例 `//title`)を入れると、一致したノードを一覧できます。本文の例を打ち込んだり書き換えたりして確かめましょう。

XML — 整形式チェック & 木構造プレビュー

書いた XML をその場で解析し、整形式(well-formed)かどうかの判定・木構造ツリー・XPath検索を表示する学習用ウィジェットを読み込みます(ブラウザ標準のXMLパーサ/XPathを使うため外部依存なし・軽量です)。
スクロールして表示された時点でも自動で読み込まれます。