導入
サーバーに入ってシェルを触るとき、まず知りたいのは「自分は今どのフォルダにいるのか」「そこに何があるのか」です。それを教えてくれるのが pwd と ls です。GUI でいう「今開いているフォルダ」と「その中のアイコン一覧」にあたります。
説明
Linux のファイルは、いちばん上の /(ルート)から枝分かれするツリー構造で並んでいます。今いる場所(/home/user)のまわりは、こんな形です。
flowchart TD
root["/ (ルート)"] --> home["home/"]
root --> etc["etc/"]
home --> user["user/ ← 今ここ"]
user --> f1["readme.txt"]
user --> f2["data.csv"]
user --> projects["projects/"]
user --> docs["docs/"]
projects --> app["app.js"]
docs --> lx["linux.txt"]
pwd(print working directory)は、今いるディレクトリの絶対パスを表示します。
pwd
ls(list)は、今いるディレクトリの中身を一覧表示します。
ls
オプションを付けると表示が変わります。-l は詳細表示(1行に1つ、権限やサイズ付き)、-a は . から始まる隠しファイルも表示します。まとめて ls -la とも書けます。
ls -l
別のディレクトリの中身も、パスを渡せば見られます。
ls projects
やってみよう
まず pwd を打って、今いる場所が /home/user であることを確認しましょう。次に ls で中身を見て、ls -l との違いを比べてみてください。
演習
docs ディレクトリの中に何があるかを、移動せずに一覧表示してください。
ヒント1を見る
ls の後ろに見たいディレクトリ名を渡します。ls docs