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エンジニア就活コース · 第1章 IT業界を知る · レッスン6

多重下請け構造 ― お金と指示はどう流れるか

導入

大きなシステム開発では、1社だけでなく複数の会社が階層状に関わることがあります。この「多重下請け構造」を知っておくと、求人の見え方が変わります。

説明

発注元(元請け)が仕事を受け、その一部を別の会社(二次請け)に出し、さらにその先へ…と、仕事が下へ流れていく形を多重下請けと呼びます。

flowchart TD
    K["発注元(クライアント)"] --> P["元請け(プライム)"]
    P --> S2["二次請け"]
    S2 --> S3["三次請け"]
    S3 --> E["現場のエンジニア"]

上流(元請けに近い側)ほど、要件定義や全体設計など「何を作るか決める」仕事に関わりやすく、報酬も高くなる傾向があります。下流に行くほど、決められた仕様どおりに作る作業が中心になりがちです。

この構造自体は大規模開発では自然なものですが、就活生としては「自分が入る会社は、その案件のどのあたりに位置するのか」を意識すると、任される仕事のイメージがつかめます。面接で「上流工程に関われますか」と聞いてみるのも有効です。

読んでみよう

「元請けに近いほど“決める”仕事、遠いほど“作る”仕事が増えやすい」という傾向を頭に入れておきましょう。ただし例外も多いので、実際の仕事内容は面接で具体的に確認するのが確実です。