導入
リレーションシップを2つ以上つなげて書くと、「何段階か先」のノードを一度にたどれます。第1章でも触れた「友達の友達」を、実際に書いてみましょう。
説明
MATCH (a:Person {name: 'Alice'})-[:KNOWS]->(friend:Person)-[:KNOWS]->(fof:Person)
RETURN DISTINCT fof.name AS friendOfFriend
graph LR
a["(a:Person<br/>name:'Alice')"] -- KNOWS --> f["(friend:Person)"]
f -- KNOWS --> fof["(fof:Person)"]
このパターンは、「Alice から KNOWS をたどった先(friend)から、さらに KNOWS をたどった先(fof)」という2ホップの経路を表しています。矢印を1つ増やすだけで、たどる段数を1段増やせることが分かります。
このとき、fof の中には Alice 自身や、Alice の直接の友達も含まれてしまうことがあります(AliceがBobを知っていて、BobがAliceを知っている場合など)。実務では、次のように「自分自身を除く」条件を加えることがよくあります。
MATCH (a:Person {name: 'Alice'})-[:KNOWS]->(:Person)-[:KNOWS]->(fof:Person)
WHERE fof <> a
RETURN DISTINCT fof.name AS friendOfFriend
第3章で触れた「RDBのJOINの地獄」と比べると、たどる段数が増えても -[:KNOWS]-> を追加するだけで済む、というシンプルさがここでも活きています。