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BecomeCoder

Dockerコース · 第8章 本番運用の作法 · レッスン30

Docker のまとめ ― 開発から本番へ、そしてクラウドへ

ローカル実施

導入

このコースで学んだことが、実際のサービス運用の中でどうつながるのか。最後に全体像を組み立て、次の一歩を示します。

説明

Docker を使ったアプリは、次の要素が組み合わさって動きます。ここまでの章が、そのまま部品になっています。

flowchart TD
    subgraph One["1枚の docker-compose.yml で宣言"]
      W["web コンテナ<br/>(アプリ本体)"]
      D[("db コンテナ<br/>+ボリューム")]
      C["cache コンテナ"]
    end
    W -->|"サービス名で通信<br/>(第7章 ネットワーク)"| D
    W --> C
    D -.->|"データ永続化<br/>(第6章 ボリューム)"| V[("dbdata")]
    Out(("利用者")) -->|"-p で公開"| W

学んだことの振り返り:

  • 第1〜2章:イメージ(設計図)とコンテナ(実体)、pull / images / run / ps。
  • 第3章-d-p・logs・exec・stop・rm ―― 常駐させ、覗き、片付ける。
  • 第4章:Dockerfile と build ―― 自分のアプリをイメージにする。
  • 第5章:compose ―― 複数コンテナを1枚で。
  • 第6章:ボリューム ―― コンテナが消えてもデータを残す。
  • 第7章:ネットワーク ―― コンテナ同士を名前でつなぐ。
  • 第8章環境変数・再起動・compose の総仕上げ ―― 本番で安全に動かし続ける。

Docker は、他コースの土台の上に立っています。

flowchart LR
    L["Linux コース<br/>プロセス・ネットワーク・<br/>ファイアウォール・systemd"] --> DK["Docker<br/>環境ごと箱に詰める"]
    DK --> CI["Git / CI-CD コース<br/>push→ビルド→イメージ→デプロイ"]
    CI --> Cloud["クラウド / Kubernetes<br/>大量の箱を束ねて運用"]
  • Linux コースの「三層構成(Web・アプリ・DB)」は、そのまま compose の3サービス になります。
  • Linux の systemctl enable(自動起動)は、Docker の --restart always
  • Linux の「DB は 127.0.0.1 に隠す」は、Docker の 専用ネットワークで隔離
  • Git コースの CI/CD は、「コードを push → イメージをビルド → 本番へデプロイ の形で Docker とつながります。

次の一歩

  1. 自分の小さなアプリ(Web + DB)を compose ファイルにして、up 一発で立ち上げてみる。
  2. DB をボリュームに載せ、downup してもデータが残ることを確かめる。
  3. パスワードを .env に出し、.gitignore で Git に載せない運用にする。
  4. クラウドの VPS を1台借りて(Linux コース第11章)、そこに Docker を入れて公開してみる。
  5. その先に、Kubernetes(大量のコンテナを束ねる)や CI/CD による自動デプロイが待っています。

コース全体のまとめ

お疲れさまでした。あなたはこのコースで、「アプリを箱に詰めて、どこでも同じように動かす」だけでなく、データを守り(ボリューム)、コンテナ同士をつなぎ(ネットワーク)、本番で安全に動かし続ける(環境変数・再起動・compose) ところまで到達しました。ここが、コンテナ時代のインフラ運用の出発点です。