本文へスキップ
BecomeCoder

Gitコース · 第3章 履歴を整える · レッスン19

git tag ― バージョンに名前を付ける

ブラウザで完結

導入

コミットID(a1b2c3d のような英数字)は正確ですが、人間には覚えられません。「ここがリリースした版」「ここまでが v1.0」――そんな 節目のコミット に人間に分かる名前を付けるのが git tag です。ブランチと違ってタグは動きません。一度付けたら、ずっと同じコミットを指し続ける しおり です。

説明

まずリポジトリを作り、コミットを1つ積んでからタグを付けてみます。

git init
git add .
git commit -m "First release"
git tag v1.0

git tag を引数なしで打つと、付いているタグの一覧が出ます。

git tag

開発を続けて、コミットが先に進んだとしましょう。

echo "console.log('v2');" >> app.js
git add app.js
git commit -m "Add new feature"
git log --oneline

git log --oneline を見ると、tag: v1.0最初のコミットに付いたまま 動いていないことが分かります。ブランチ(main)はコミットするたびに先へ進みますが、タグはその場に残る――これが両者の違いです。

flowchart LR
    C1["First release<br/>(tag: v1.0)"] --> C2["Add new feature<br/>(main)"]

過去のコミットにあとからタグを付けることもできます。コミットIDや HEAD~1 を後ろに添えます。

git tag v0.9 HEAD~1

タグ名は git diff v1.0 のように、コミットIDの代わりとしてそのまま使えます。実務では「リリースのたびに v1.2.3 形式のタグを打つ」のが定番で、GitHub のリリース機能や、第5章で学ぶ CI/CD の「タグを打ったらデプロイ」という自動化もこのタグが起点になります。

やってみよう

コミットを作って git tag v1.0 でタグを付け、git tag で一覧に出ることを確認しましょう。さらにコミットを積んでから git log --oneline を見て、tag: v1.0 が最初のコミットに残り続けることを確かめてください。

演習

現在のコミット(HEAD)に v1.0 タグ を付けてください(先にコミットを1つ作っておきましょう)。

ヒント1を見る

タグ付けは git tag <名前> です。git tag v1.0

ヒント2を見る

付いたかどうかは git tag(一覧)や git log --onelinetag: v1.0 で確認できます。

実際に動かしてみよう

下の端末に git コマンドを打って Enter を押すと、その場で結果が返ります。本文の手順を実際になぞりながら進めましょう(各レッスンは毎回まっさらな状態から始まり、「最初からやり直す」でいつでも戻せます)。

Git(シミュレート)

ブラウザ内でGitコマンドを試せる学習用環境を読み込みます(本物のgitではなく、動きを再現したものです)。
スクロールして表示された時点でも自動で読み込まれます。