導入
push が「送る」なら、clone と pull は「受け取る」操作です。チームに加わるとき、まずリモートのリポジトリを丸ごと自分のPCへ複製し(clone)、その後は他人の変更を取り込みます(pull)。
説明
git clone ― リモートのリポジトリを丸ごと複製して、新しいフォルダとして手元に作ります。参加時の最初の一歩です。
git clone https://github.com/team/project.git
これで project フォルダができ、履歴もすべて入った状態で始められます。origin の登録も自動で済んでいます。
git pull ― リモートの最新の変更を取り込み、自分のブランチに合流させます。実は pull は2つの操作の合わせ技です。
flowchart LR
A["git fetch<br/>(リモートの変更を取得)"] --> B["git merge<br/>(自分のブランチに合流)"]
B --> C["git pull = fetch + merge"]
git pull origin main
朝いちばんに git pull して最新を取り込んでから作業を始める――これがチーム開発の基本リズムです。もし自分とリモートが同じ場所を変えていれば、第2章で学んだのと同じ コンフリクト が起きるので、同じ手順で解決します。
このレッスンは概念の理解が目的のため「読み物(ローカル実施)」です。実際の
clone/pullは、手元に Git を入れて本物のリモートで試してみましょう。
まとめ
clone:参加時にリポジトリを丸ごと複製(最初の1回)。pull:作業前にリモートの最新を取り込む(毎回の習慣)。push:自分の変更をリモートへ送る。
この3つが「受け取る・共有する」の骨格です。