本文へスキップ
BecomeCoder

AWS SAA(ソリューションアーキテクト)コース · 第5章 ストレージの設計 · レッスン28

ブロックストレージEBS ― ボリュームタイプとスナップショット

導入

EC2にアタッチするディスクがEBSです。ボリュームタイプの選び方とバックアップ(スナップショット)の仕組みは、SAAで頻出のコンピューティング×ストレージの接点です。

説明

Amazon EBS(Elastic Block Store) は、EC2にアタッチするネットワーク型のブロックストレージです。単一のAZに紐づき、他のAZのEC2からは直接アタッチできない点が設計上の重要な制約です(別AZで使うにはスナップショットからボリュームを作り直す必要があります)。

ボリュームタイプ種別特徴向いている用途
gp3(汎用SSD)SSDIOPSとスループットを容量と独立して指定可能、コスト効率が良いほとんどの汎用ワークロード(迷ったらこれ)
io2(プロビジョンドIOPS SSD)SSD最高水準の性能と一貫性、高い耐久性大規模DB、ミッションクリティカルなワークロード
st1(スループット最適化HDD)HDD高スループット・低コストビッグデータ、ログ処理、データウェアハウス
sc1(コールドHDD)HDD最安、アクセス頻度が低いめったにアクセスしないデータのアーカイブ
flowchart LR
    EC2["EC2インスタンス<br/>(AZ-a)"] --> EBS["EBSボリューム<br/>(AZ-aに固定)"]
    EBS -->|スナップショット取得| S3["S3に保存<br/>(増分バックアップ)"]
    S3 -->|別AZ/リージョンへコピー| EBS2["新しいEBS<br/>(AZ-bで復元)"]

スナップショットは、EBSボリュームの内容をS3増分で保存するバックアップです。初回はフルバックアップですが、以降は差分のみを保存するため効率的です。スナップショットは別AZやリージョンへコピーでき、これによりAZ障害・リージョン障害からのEBSデータ復旧が可能になります。EBSは暗号化を有効にすることで、保存データ・スナップショット・ボリューム間の通信すべてが暗号化されます。

読んでみよう

「迷ったらgp3」「最高性能が必要な本番DBならio2」「ビッグデータのシーケンシャル読み書きはst1」という3択が基本です。そして「EBSは単一AZ」「スナップショットでAZ・リージョンをまたいで復旧できる」という2点は、回復性の設問で繰り返し使う知識です。