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AWS SAA(ソリューションアーキテクト)コース · 第4章 コンピューティングの設計 · レッスン18

EC2の選択 ― インスタンスファミリーを読む

導入

「とりあえず動けばいい」で選んだインスタンスタイプは、コストか性能のどちらかで必ず後悔します。SAAでは、ワークロードの特性からインスタンスファミリーを逆引きできるかが問われます。

説明

EC2インスタンスタイプの名前は、ファミリー・世代・(追加機能)・サイズ の組み合わせで読み解けます。例えば m6g.xlarge は「汎用(m)・第6世代・Graviton(g、ARM)・xlarge」を意味します。

ファミリー用途代表例向いているワークロード
汎用(General Purpose)バランス型M系Webサーバー、小中規模DB、開発環境
コンピューティング最適化(Compute Optimized)CPU性能重視C系バッチ処理、動画エンコード、機械学習推論、ゲームサーバー
メモリ最適化(Memory Optimized)メモリ容量重視R系、X系インメモリDB、大規模キャッシュ、リアルタイム分析
ストレージ最適化(Storage Optimized)高速・大容量ローカルストレージI系、D系NoSQL DB、データウェアハウス、分散ファイルシステム
高速コンピューティング(Accelerated Computing)GPU/FPGA搭載P系、G系機械学習の学習、3Dレンダリング、HPC
flowchart TD
    Q["ワークロードの<br/>ボトルネックは?"] -->|CPU| C["コンピューティング最適化(C系)"]
    Q -->|メモリ| M["メモリ最適化(R系/X系)"]
    Q -->|ディスクI/O| S["ストレージ最適化(I系/D系)"]
    Q -->|GPU演算| A["高速コンピューティング(P系/G系)"]
    Q -->|特に偏りなし| G["汎用(M系)"]

SAAの問題文では「大量の演算処理」「インメモリキャッシュ」「機械学習の学習」のように、ワークロードの性質が文章で示されます。そこからボトルネックを読み取り、ファミリーを逆算する練習をしておきましょう。

具体例

問題文のキーワードから「ボトルネック → ファミリー」を逆引きする練習です。3つのワークロードで見てみましょう。

ワークロードの説明(問題文ふう)ボトルネック選ぶファミリー
「大量の動画を高速にエンコードする処理」CPUコンピューティング最適化(C系)
「数百GBのデータをすべてメモリに載せるリアルタイム分析」メモリメモリ最適化(R系/X系)
「ディープラーニングモデルの学習」GPU高速コンピューティング(P系/G系)

もし動画エンコード(CPU律速)に、メモリばかり大きいR系を選ぶと、CPUが足りずに遅く、メモリ代は無駄——性能もコストも外します。逆に、汎用のM系は「特に偏りのないWebサーバー」には最適ですが、具体的な処理内容が書かれていたら、それは特定ファミリーへの誘導です。「動画・エンコード=C系」「インメモリ=R系」「学習=G/P系」のキーワード対応を持っておくと即答できます。

読んでみよう

「とりあえずM系」で正解になる問題もありますが、問題文に具体的な処理内容(動画変換、インメモリDB、GPU学習など)が書かれていたら、それは特定ファミリーへの誘導です。キーワードとファミリーの対応を覚えておくと即答できます。

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