本文へスキップ
BecomeCoder

AWS SAP(ソリューションアーキテクト プロフェッショナル)コース · 第7章 事業継続性とディザスタリカバリ · レッスン39

バックアップの一元化 ― AWS Backup

導入

EC2にはスナップショット、RDSには自動バックアップ、EFSには独自の仕組み……とサービスごとにバラバラにバックアップを設定していては、組織全体で「本当に全部バックアップが取れているか」を把握できません。この課題を解決するのがAWS Backupです。

説明

AWS Backup は、複数のAWSサービスのバックアップを一元管理するマネージドサービスです。

対応リソース例できること
EC2 / EBS / RDS / Aurora / DynamoDB / EFS / FSx / Storage Gatewayバックアッププランで一括スケジュール管理

中心となる設定が バックアッププラン です。バックアップの頻度・保持期間・コピー先をポリシーとして定義し、タグでリソースに紐づけるだけで、対象リソースが自動的にバックアップ対象になります。

flowchart LR
    P["バックアッププラン<br/>(頻度・保持期間)"] --> T["タグでリソース紐づけ"]
    T --> B1["EC2/EBS"]
    T --> B2["RDS/Aurora"]
    T --> B3["DynamoDB"]
    T --> B4["EFS"]
    B1 & B2 & B3 & B4 --> CR["クロスリージョンコピー"]
    B1 & B2 & B3 & B4 --> CA["クロスアカウントコピー"]

DR・コンプライアンスの観点で重要なのが次の2つの機能です。

  • クロスリージョンコピー: バックアップを別リージョンへ自動コピーし、リージョン災害に備える
  • クロスアカウントコピー: バックアップ専用アカウントへコピーし、本番アカウントが侵害されてもバックアップは守られる(誤削除・ランサムウェア対策)
  • AWS Backup Vault Lock: バックアップを削除・変更不可にロックし、コンプライアンス要件(規制でバックアップの改ざん防止が必須なケースなど)を満たす

読んでみよう

「複数サービスにまたがるバックアップを一元的に管理・監査したい」「本番アカウントが乗っ取られてもバックアップだけは守りたい」という要件は、AWS Backupのクロスアカウントコピー+Vault Lockを指すサインです。個別サービスのスナップショット機能を手作業で並べる選択肢は、SAPでは「運用負荷が高い」として不正解になりやすい点を覚えておいてください。