導入
「安い買い方」を選んでも、そもそも過剰なサイズのリソースを使っていては無駄が残ります。次は「適切な量を使っているか」を見直す、適正化(ライトサイジング)の話です。
説明
過剰・未使用リソースを見つける代表的な道具は次の2つです。
| サービス | 何を教えてくれるか | 特徴 |
|---|---|---|
| AWS Compute Optimizer | 実際の使用率から見た、EC2/Lambda/EBS等の最適なサイズ | 機械学習でリソースごとに具体的な推奨タイプを提示 |
| AWS Trusted Advisor | コスト・パフォーマンス・セキュリティ・耐障害性・サービス制限の5分野のチェック | 未使用のElastic IP、低使用率インスタンスなど広く指摘 |
Compute Optimizer は「このEC2インスタンスは実際にはCPUを15%しか使っていないので、1つ小さいタイプに変更すると年間これだけ節約できる」といった、具体的な右サイジング(right-sizing)の推奨を出してくれます。過剰スペックのインスタンスを段階的に適正なサイズへ落としていくのに使います。
Trusted Advisor はもっと広く、コストだけでなくセキュリティやサービス制限まで含めたベストプラクティス全般のチェックリストです。「アタッチされていないEBSボリューム」「使われていないElastic IP」「低稼働のロードバランサー」といった無駄そのものの発見に強みがあります。
flowchart LR
R["稼働中のリソース"] --> CO["Compute Optimizer<br/>(サイズは適切か)"]
R --> TA["Trusted Advisor<br/>(そもそも要るか・設定は妥当か)"]
CO --> Fix1["インスタンスタイプを縮小"]
TA --> Fix2["未使用リソースを削除"]
適正化のプロセスは「削れる無駄をなくす(Trusted Advisorで発見)」→「残ったリソースのサイズを適正化する(Compute Optimizerで推奨を得る)」という順で進めるのが効率的です。
読んでみよう
「使われていないリソースを見つけたい」ならTrusted Advisor、「稼働中のインスタンスが適正サイズか知りたい」ならCompute Optimizer、と役割が異なる点がよく問われます。どちらも自動で変更を適用するわけではなく、推奨を出すだけという点も覚えておいてください(実際の変更判断・実行は人間側で行います)。