導入
第5章でRDS・DynamoDB・Redshiftを学びました。AWSはさらに「この用途にはこのデータベース」という専用サービスを揃えています。これを目的特化型(purpose-built)データベースと呼びます。
説明
| サービス | 得意なデータ | 典型的な用途 |
|---|---|---|
| Amazon DocumentDB | ドキュメント(JSON形式・MongoDB互換) | 柔軟な構造のデータをそのまま保存したいアプリ |
| Amazon Neptune | グラフ(つながり) | SNSの友達関係、レコメンド、不正検知の関係分析 |
| Amazon Keyspaces | ワイドカラム(Apache Cassandra互換) | 既存のCassandraアプリをマネージドで動かす |
| Amazon Timestream | 時系列データ | IoTセンサーの計測値、システムのメトリクス |
| Amazon QLDB | 台帳(変更できない履歴) | 取引履歴のように「改ざんされていない証明」が要るデータ |
| Amazon MemoryDB for Redis | インメモリ(永続性あり) | 超高速かつデータを失いたくない用途 |
| Amazon ElastiCache | インメモリ(キャッシュ) | データベースの手前で応答を速くする(第5章) |
flowchart TD
Q["どんなデータか?"] --> D1["つながり・関係性 → Neptune"]
Q --> D2["時刻つきの計測値 → Timestream"]
Q --> D3["改ざん不可の履歴 → QLDB"]
Q --> D4["JSONドキュメント → DocumentDB"]
Q --> D5["Cassandra互換 → Keyspaces"]
AWSが「1つの万能データベースですべてを賄う」のではなく用途ごとに分けているのは、データの形と使い方によって最適な設計が違うからです。試験ではシナリオの中のキーワード(「関係性」「時系列」「改ざん防止」など)から、対応するサービスを選ばせる形で出ます。
読んでみよう
キーワードとサービスの対応で覚えましょう。「関係→Neptune」「時系列→Timestream」「台帳・改ざん防止→QLDB」「MongoDB互換→DocumentDB」「Cassandra互換→Keyspaces」。