導入
AWSでもっともよく使われるストレージサービスが**S3(Simple Storage Service)**です。画像・動画・ログ・バックアップなど、あらゆる種類のファイルを、事実上無制限に保存できます。
説明
S3では、まずバケット(データを入れる箱、名前はAWS全体でユニーク)を作り、その中にオブジェクト(ファイル本体+キー+メタデータ)を保存します。
graph LR bucket["バケット(例: my-app-images)"] --> o1["オブジェクト\nkey: photos/cat.png"] bucket --> o2["オブジェクト\nkey: logs/2026-08-01.log"] bucket --> o3["オブジェクト\nkey: backup/db.sql"]
S3の主な特徴は次の通りです。
- 事実上無制限の容量 … 保存できる総容量に実質的な上限がなく、オブジェクト数が増えても管理の手間が変わらない。
- 非常に高い耐久性 … 「イレブンナイン」と呼ばれる**99.999999999%**という極めて高いデータ耐久性を持つ(データが自動的に複数の設備に複製されるため)。「消えない」ことに特化した設計。
- HTTP(S)でアクセス … サーバーにマウントするのではなく、REST APIやSDK経由でオブジェクトを読み書きする。
- 静的Webサイトホスティング … HTML・CSS・JS・画像だけで構成される静的なWebサイトを、S3だけで公開できる。
- バージョニング … 同じキーに対して上書き保存しても、過去のバージョンを残しておける機能。誤って上書き・削除した際に復元できる。
読んでみよう
S3は「オブジェクトストレージ」であり、バケットにオブジェクトを保存し、非常に高い耐久性(イレブンナイン)とHTTPアクセスが特徴だという点を押さえましょう。次のレッスンでは、このS3をさらにコスト最適化する仕組みを見ていきます。