導入
AWSでシステムを作るとき、最初に決めるのが「どのリージョンで動かすか」です。なんとなく選ぶのではなく、いくつかの基準に沿って選びます。
説明
リージョンを選ぶときの主な基準は、次の4つです。
| 基準 | 内容 |
|---|---|
| レイテンシ(低遅延) | 利用者に地理的に近いリージョンほど、通信の応答が速くなる |
| 料金 | サービスの価格はリージョンごとに異なるため、コストに差が出ることがある |
| 法令・データ所在地の要件 | 業種や国によって「データを自国内に置く」といった規制があり、対応するリージョンを選ぶ必要がある |
| 利用したいサービスの提供状況 | 新しいサービスや機能は、まず一部のリージョンから展開されることがある |
日本向けのサービスであれば、多くの場合東京リージョン(ap-northeast-1)や大阪リージョンが選ばれます。日本のユーザーに近く、個人情報保護法などの国内法令への対応もしやすいためです。
flowchart TD
Q["リージョンを選ぶ"] --> Q1["利用者に近いか?"]
Q --> Q2["料金は妥当か?"]
Q --> Q3["法令要件を満たすか?"]
Q --> Q4["使いたいサービスがあるか?"]
Q1 --> D["リージョン決定"]
Q2 --> D
Q3 --> D
Q4 --> D
D --> AZ["さらに複数AZへ分散配置"]
リージョンを決めたあとは、レッスン5で学んだ通り、単一のAZに頼らず複数のAZにリソースを分散させることで、災害や機器故障による停止に強いシステムにします。
読んでみよう
リージョン選びは「近さ・値段・法令・サービスの有無」の4点セット、そして選んだあとは複数AZへの分散を忘れずに、と覚えておきましょう。