導入
請求の全体像を確認したり、費用をプロジェクト別に仕分けたり、複数アカウントの支払いをまとめたり——お金の「管理」を支えるツールを見ていきます。
説明
- AWS Billing Console(請求ダッシュボード) … 今月の請求額や内訳を確認する基本画面。
- AWS Cost and Usage Report(CUR) … 最も詳細な明細レポート。1時間・リソース単位まで細かく、分析基盤に取り込める。
- コスト配分タグ … リソースに「プロジェクト名」「部署」などのタグを付けておくと、その単位で費用を集計できる。誰が何にいくら使ったかを仕分けるのに必須。
- 一括請求(Consolidated Billing) … 第8章の Organizations の機能。複数アカウントの請求を1つにまとめ、使用量を合算することでボリューム割引を効かせられる。
具体例
社内の複数プロジェクトが1つのAWSアカウントを共用していて、「結局どのプロジェクトがいくら使ったのか分からない」という悩みがよくあります。
そこで、すべてのリソースにコスト配分タグを付けました。
すると請求をプロジェクト別・環境別に集計でき、「今月はECサイトの本番に18万円、分析基盤の開発に4万円」と一目で仕分けられます。さらに詳しく1時間・リソース単位まで掘りたいときはCost and Usage Reportを分析基盤に取り込みます。グループ全体では、Organizationsの一括請求で30アカウントをまとめ、合算割引も効かせています。
「タグで仕分け、詳細はCUR、まとめて割引は一括請求」——お金の“見える化と最適化”を支える3点セットです。
読んでみよう
「詳細明細=Cost and Usage Report」「費用を仕分ける=コスト配分タグ」「複数アカウントをまとめて割引=一括請求」。管理系の3点セットです。