導入
第6章でVPCの基本を学びました。実務では「VPC同士をつなぐ」「インターネットを経由せずにAWSサービスへ行く」といった要件が出てきます。それぞれに専用の仕組みがあります。
説明
| サービス/機能 | 何をするか |
|---|---|
| VPCピアリング | 2つのVPCを1対1で接続する。VPCの数が増えると接続の組み合わせが膨れ上がる |
| AWS Transit Gateway | 多数のVPCやオンプレミス接続を中央のハブに集約し、配線を単純にする |
| VPCエンドポイント/AWS PrivateLink | VPCからS3やDynamoDBなどのAWSサービスへ、インターネットを経由せずAWS内部の経路で接続する |
| AWS Global Accelerator | AWSのグローバルネットワークを使って経路を最適化し、通信を安定・高速化する(固定IPも提供) |
| AWS Network Firewall | VPC全体を対象にした、より高度なファイアウォール(通信の検査・遮断) |
| Amazon Route 53 Resolver | オンプレミスとVPCのあいだで、名前解決(DNS)を相互に行えるようにする |
flowchart TD
TGW["Transit Gateway(ハブ)"] --- V1["VPC A"]
TGW --- V2["VPC B"]
TGW --- V3["VPC C"]
TGW --- OnP["オンプレミス(Direct Connect / VPN)"]
V1 -. PrivateLink(インターネットを通らない).-> S3x["S3 / DynamoDB"]
CloudFrontとGlobal Acceleratorの違いは混同しやすいポイントです。CloudFrontは静的コンテンツを「キャッシュして配る」CDN、Global Acceleratorはキャッシュせず「経路を最適化して届ける」もので、リアルタイム通信やゲーム、APIのような動的な通信に向きます。
読んでみよう
「VPCを大量につなぐ=Transit Gateway」「インターネットを経由しないAWSサービス接続=VPCエンドポイント/PrivateLink」「経路の最適化=Global Accelerator」。