導入
「使う前にいくらかかるか知りたい」「使ったあとで何にお金がかかったか見たい」「使いすぎる前に止めたい」——この3つの願いに、それぞれ専用のツールがあります。
説明
- AWS Pricing Calculator … 使う前に、構成を入力して料金を見積もるツール。提案や予算作りに使う。
- AWS Cost Explorer … 使った後に、コストと使用量を可視化・分析するツール。「先月は何にいくらかかったか」をグラフで見て傾向をつかむ。
- AWS Budgets … あらかじめ予算を決めておき、超えそう/超えたらアラートで通知するツール。使いすぎを未然に防ぐ。
flowchart LR
B["使う前"] --> PC["Pricing Calculator 見積もる"]
U["使った後"] --> CE["Cost Explorer 可視化する"]
G["使いすぎ防止"] --> BG["Budgets 予算アラート"]
3つは「時間軸」で覚えると混乱しません。Calculator=事前、Cost Explorer=事後の分析、Budgets=予算超過の見張りです。
具体例
新規プロジェクトの立ち上げから運用まで、3つのツールが時間順にバトンをつなぎます。
- 企画段階(使う前)→ Pricing Calculator … 「EC2を3台、RDS、S3を100GB使うと月いくら?」を上司に説明するため、構成を入力して見積もりを出す。予算取りの根拠になる。
- 運用開始後(使った後)→ Cost Explorer … 1か月動かしてみたら、想定より高い。Cost Explorerでグラフを見ると「データ転送料が予想の3倍」と判明。原因を特定して手を打てる。
- 使いすぎ防止(常時見張り)→ Budgets … 「月10万円を超えそうになったらメール通知」という予算を設定。ある月、月末を待たずにアラートが届き、暴走していたバッチ処理に早期に気づけた。
「見積もる → 実績を分析する → 超えないよう見張る」。同じ“お金の管理”でも、事前・事後・予防と役割がずれているのがポイントです。
読んでみよう
「見積もり=Pricing Calculator」「実績の分析=Cost Explorer」「予算アラート=Budgets」。名前と役割の対応がそのまま設問になります。