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AWSコース · 第1章 クラウドとAWSの全体像 · レッスン3

IaaS / PaaS / SaaS ― クラウドの提供形態

導入

AWSを使う」と言っても、インフラだけ借りるのか、アプリの実行環境まで借りるのか、完成したソフトをそのまま使うのかで、自分が管理する範囲はまったく違います。

説明

クラウドサービスの提供形態は、大きく3段階に分かれます。

  • IaaS(Infrastructure as a Service) … 仮想サーバーやネットワークなど、インフラだけを借りる形態。OSのインストールやミドルウェアの設定は自分で行う。例:Amazon EC2。
  • PaaS(Platform as a Service) … OSやミドルウェア、実行環境まで用意されており、自分はアプリのコードとデータに集中できる形態。例:AWS Elastic Beanstalk、Amazon RDS(データベースの管理をAWSが肩代わりする)。
  • SaaS(Software as a Service) … 完成したソフトウェアをそのまま利用する形態。インフラもアプリも意識しない。例:Gmail、Amazon Chime。
自分が管理 AWSが管理 IaaS(EC2) アプリ・データ OS・ミドルウェア 物理サーバー・NW PaaS(RDS) アプリ・データ OS・ミドルウェア 物理サーバー・NW SaaS(Gmail) アプリ・データ OS・ミドルウェア 物理サーバー・NW

図のオレンジ色の範囲がAWS(クラウド事業者)が管理する部分青色が自分(利用者)が管理する部分です。IaaSからPaaS、SaaSへ進むほど、自分で面倒を見る範囲が減っていきます。この「責任の境界線」の考え方は、次章以降で学ぶ「責任共有モデル」とも直結する重要な視点です。

読んでみよう

「借りているのはインフラだけか、実行環境までか、完成品か」と自問すると、目の前のAWSサービスがIaaS/PaaS/SaaSのどれに近いか判別できます。