本文へスキップ
BecomeCoder

AWSコース · 第8章 モニタリング・管理・ガバナンス · レッスン46

Trusted AdvisorとHealth Dashboard ― 助言と通知

導入

「もっと安くできる設定がある」「セキュリティの穴が空いている」——そんな改善点を自動でチェックして教えてくれるのが Trusted Advisor です。

説明

AWS Trusted Advisorは、あなたのAWS環境を自動でスキャンし、次の5つの観点で改善を助言してくれるサービスです。

  • コスト最適化 … 使われていないリソース、無駄に大きいインスタンスなど
  • セキュリティ … 公開されすぎたポート、MFA未設定など
  • 耐障害性(信頼性) … バックアップやマルチAZ構成の不足など
  • パフォーマンス … 性能を落としている設定
  • サービスの制限(クォータ) … 上限に近づいている項目

ただし、無料(Basicサポート)ではチェックできる項目が限られ、Business以上のサポートプランで全項目が使えるようになります(サポートプランは第9章)。

一方、AWS Health Dashboardは、AWS側の障害・メンテナンス・自分のリソースに影響するイベントを通知してくれるサービスです。「AWSで障害が起きていないか」「自分のリソースに予定されたメンテはあるか」を確認できます。

Trusted Advisor コスト/セキュリティ/耐障害性 /性能/制限 を点検し助言 Health Dashboard 障害・メンテ・自分への影響 を通知

具体例

コスト削減を命じられたインフラ担当が、まずTrusted Advisorを開きました。すると自動点検の結果が並びます。

  • 「30日間CPU使用率3%以下のEC2が5台あります」(=ほぼ使われていない → 停止すれば節約)
  • 「アタッチされていないEIP(固定IP)が3つあり、課金されています」
  • 「ルートユーザーにMFAが未設定です」(セキュリティの指摘)
  • 「サービスの制限に近づいている項目があります」

担当は指摘に従って無駄なリソースを整理し、月額を大きく削減できました。一方、別の日にはHealth Dashboardに通知が届きます。「あなたが使用中のEC2が乗るハードウェアで、来週メンテナンスのため再起動が予定されています」。これで事前に対策を打てました。

「自分の環境を点検して“こう直すと良い”と助言=Trusted Advisor」「AWS側の障害や自分への影響を知らせる=Health Dashboard」。前者の全項目はBusiness以上のサポートプランで開放される点も要チェックです。

読んでみよう

「環境を点検して改善を助言=Trusted Advisor」「AWSの障害やメンテを知る=Health Dashboard」。Trusted Advisor の全項目は上位サポートプランで開放される、という点も覚えておきましょう。

次のレッスンへ →