導入
クラウド移行がうまくいかない理由の多くは、技術ではなく「人と組織の準備不足」です。AWSはその準備を6つの視点に整理しました。
説明
AWS CAF(AWS Cloud Adoption Framework・クラウド導入フレームワーク)は、組織がクラウドを導入するときに検討すべきことを、6つのパースペクティブ(視点)に分けて整理した指針です。
| 視点 | 誰が主役か | 何を考えるか |
|---|---|---|
| ビジネス(Business) | 経営・事業部門 | クラウド投資が事業成果につながるか。移行の目的とKPI |
| 人(People) | 人事・人材育成 | 必要なスキルの獲得、役割の変化、教育計画 |
| ガバナンス(Governance) | PMO・管理部門 | 投資の管理、リスク管理、成果の測定 |
| プラットフォーム(Platform) | インフラ・アーキテクト | 移行先の基盤をどう設計・構築するか |
| セキュリティ(Security) | セキュリティ部門 | 機密性・完全性・可用性をどう担保するか |
| オペレーション(Operations) | 運用部門 | 日々の運用・監視・インシデント対応をどう回すか |
前半の3つ(ビジネス・人・ガバナンス)はビジネス能力、後半の3つ(プラットフォーム・セキュリティ・オペレーション)は技術的能力とされます。「技術だけ整えても、人と組織が付いてこなければ移行は失敗する」というのがCAFの主張です。
flowchart TD
CAF["AWS CAF(6つの視点)"] --> B["ビジネス:目的とKPI"]
CAF --> P["人:スキルと役割"]
CAF --> G["ガバナンス:投資とリスク"]
CAF --> PF["プラットフォーム:基盤の設計"]
CAF --> S["セキュリティ:守り方"]
CAF --> O["オペレーション:運用の回し方"]
CAFは「これをやれば移行できる手順書」ではなく、「抜けている検討事項に気づくためのチェックリスト」だと考えると理解しやすくなります。
読んでみよう
6つの視点を丸暗記するより、「ビジネス・人・ガバナンス(組織側)」+「プラットフォーム・セキュリティ・オペレーション(技術側)」の2グループで覚えると思い出しやすくなります。