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AWSコース · 第15章 クラウドへの移行 ― CAFと7つの戦略 · レッスン72

AWS CAF ― 移行を6つの視点で準備する

導入

クラウド移行がうまくいかない理由の多くは、技術ではなく「人と組織の準備不足」です。AWSはその準備を6つの視点に整理しました。

説明

AWS CAF(AWS Cloud Adoption Framework・クラウド導入フレームワーク)は、組織がクラウドを導入するときに検討すべきことを、6つのパースペクティブ(視点)に分けて整理した指針です。

視点誰が主役か何を考えるか
ビジネス(Business)経営・事業部門クラウド投資が事業成果につながるか。移行の目的とKPI
人(People)人事・人材育成必要なスキルの獲得、役割の変化、教育計画
ガバナンス(Governance)PMO・管理部門投資の管理、リスク管理、成果の測定
プラットフォーム(Platform)インフラ・アーキテクト移行先の基盤をどう設計・構築するか
セキュリティ(Security)セキュリティ部門機密性・完全性・可用性をどう担保するか
オペレーション(Operations)運用部門日々の運用・監視・インシデント対応をどう回すか

前半の3つ(ビジネス・人・ガバナンス)はビジネス能力、後半の3つ(プラットフォーム・セキュリティ・オペレーション)は技術的能力とされます。「技術だけ整えても、人と組織が付いてこなければ移行は失敗する」というのがCAFの主張です。

flowchart TD
    CAF["AWS CAF(6つの視点)"] --> B["ビジネス:目的とKPI"]
    CAF --> P["人:スキルと役割"]
    CAF --> G["ガバナンス:投資とリスク"]
    CAF --> PF["プラットフォーム:基盤の設計"]
    CAF --> S["セキュリティ:守り方"]
    CAF --> O["オペレーション:運用の回し方"]

CAFは「これをやれば移行できる手順書」ではなく、「抜けている検討事項に気づくためのチェックリスト」だと考えると理解しやすくなります。

読んでみよう

6つの視点を丸暗記するより、「ビジネス・人・ガバナンス(組織側)」+「プラットフォーム・セキュリティ・オペレーション(技術側)」の2グループで覚えると思い出しやすくなります。