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AWSコース · 第1章 クラウドとAWSの全体像 · レッスン2

クラウドのメリット(6つの利点)

導入

「クラウドは便利」とよく言われますが、具体的に何が嬉しいのかを整理しておくと、AWSの各サービスがなぜそう設計されているのかが腑に落ちます。

説明

AWSではクラウドの利点として、次の6つがよく挙げられます。

#利点内容
1固定費が変動費に変わるサーバーを事前購入する先行投資が不要になり、使った分だけ支払う運用費に置き換わる
2規模の経済によるコストメリットAWSは大量のユーザーの需要をまとめることで調達コストを下げ(規模の経済)、その分を低価格として還元する
3キャパシティ予測が不要になる「将来どれだけ必要か」を予想して機器を過剰・過少に買う失敗を避けられる
4速度と俊敏性が向上する新しいサーバーを数分で調達でき、実験や新規事業のスピードが上がる
5データセンターの運用・保守に投資しなくてよい電源・空調・物理セキュリティなどの重労働をAWSに任せ、自社は開発に集中できる
6わずか数分で世界中に展開できる世界各地のリージョンにボタン一つでシステムを展開し、グローバル対応できる
flowchart LR
    A["先行投資が不要"] --> F["俊敏な事業展開"]
    B["使った分だけ課金"] --> F
    C["予測不要でスケール"] --> F
    D["保守はAWS任せ"] --> F
    E["数分で世界展開"] --> F

これらの利点は独立しているわけではなく、「先に大金を払わず、必要な時に必要な分だけ、素早く手に入る」という一つの考え方から生まれています。CLF試験でも、この6つの利点の言い換え表現を選ばせる問題がよく出ます。

具体例

新しいスマホゲームを出すスタートアップを想像してください。ヒットするか外れるか、リリースするまで誰にも分かりません。この「読めなさ」に6つの利点がそれぞれ効いてきます。

起きたこと効いた利点
サーバーを1000万円分買わずに始められた① 固定費が変動費に
初日に想定外の10万ダウンロード。管理画面でサーバーを即増設③ 予測不要 + ④ 速度と俊敏性
ブームが落ち着いたらサーバーを減らし、料金も自動で下がった② スケールメリット(使った分だけ)
電源・空調の管理は一切せず、開発だけに集中できた⑤ 保守はAWS任せ
海外でも流行り始め、シンガポールリージョンに数分で展開⑥ 数分で世界展開

「もしオンプレミスだったら、①の1000万円を先に払った時点で、外れたら大損」——この対比で6つの利点は腑に落ちます。

読んでみよう

6つを丸暗記するより、「固定費→変動費」「予測不要」「速い」「任せられる」というキーワードで自分の言葉に置き換えておくと、試験の言い換え問題に強くなります。

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