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AWSコース · 第16章 CLF試験対策とまとめ · レッスン82

直前チェックと試験当日の流れ

導入

知識が入っていても、当日の進め方と問題文の読み方を知らないと点を落とします。仕上げに「解き方」を整えておきましょう。

説明

問題文の読み方には型があります。CLFの設問は、状況説明のあとに「何を最優先しているか」を示すキーワードが必ず入っています。そこを見つければ選択肢は絞れます。

設問のキーワード効かせるべき考え方
「最もコストを抑えて」スポット/リザーブド・Savings Plans/安いストレージクラス/ライトサイジング
「運用の手間を最小にして」「管理不要で」マネージドサービス・サーバーレス(Lambda / Fargate / Aurora Serverless)
「高可用性」「障害に強く」複数AZへの分散、ELB+Auto Scaling、マルチAZ配置
「最小限の変更で」「そのまま移したい」Rehost(リフト&シフト)、Storage Gateway、Amazon MQ
「誰が操作したか」CloudTrail(性能ならCloudWatch、設定ならConfig)
「リアルタイムに」Kinesis(バッチならGlue+Athena)
「インターネットを経由せず」VPCエンドポイント/PrivateLink/Direct Connect

当日の進め方の目安は次の通りです。65問90分なので、1問あたり約80秒。迷った問題に長居しないことが最大のコツです。

  • 1周目は分かる問題だけを確実に答え、迷ったら見直しフラグを立てて先へ進む。
  • 選択肢は明らかに違うものから消す。AWSのサービス名が用途とまったく合っていない選択肢は、たいてい消せます。
  • 「2つ選べ」の複数選択は、部分点がありません。2つとも自信のある組み合わせを選びます。
  • 無回答にはしない。減点はないので、絞り込んだうえで必ずマークします。
flowchart LR
    A["1周目:分かる問題を確実に"] --> B["迷う問題はフラグを立てて飛ばす"]
    B --> C["2周目:フラグ問題だけ再検討"]
    C --> D["最後に無回答ゼロを確認"]

直前チェックリストとして、次の10項目を口頭で説明できるか確かめてみてください。すべて言えれば合格ラインです。

  • クラウドの6つの利点/IaaS・PaaS・SaaSの違い
  • リージョン・AZ・エッジロケーションの3層
  • Well-Architected Framework の6つの柱
  • 責任共有モデル(AWS側と利用者側の線引き)
  • IAMのユーザー・グループ・ロール・ポリシーと最小権限
  • EC2の購入オプション5種と使い分け
  • S3のストレージクラスとライフサイクル
  • SG と NACL、CloudWatch・CloudTrail・Config の違い
  • 料金の3要素(コンピュート・ストレージ・データ転送)とサポートプランの境界線
  • SQS・SNS・EventBridge・Step Functions の役割分担

具体例

「キーワードから考え方を引く」を、実際の設問で実演してみましょう。

問:あるバッチ処理は、途中で中断されても後で再実行すれば問題ありません。最もコストを抑えてこのバッチを実行する購入オプションはどれですか。 A. オンデマンド B. リザーブドインスタンス C. スポットインスタンス D. Dedicated Host

読み方の型どおり、まず最優先キーワードを探します。ここでは「最もコストを抑えて」+「中断されても再実行すればよい」。この2つが決め手です。

  • 「最もコストを抑えて」→ 最安の候補はスポット(最大90%引き)
  • 「中断されても平気」→ スポットの唯一の弱点(AWS都合で中断される)が、この用途では問題にならない

よってC. スポットインスタンスが正解。もし「24時間365日ずっと動かすDB」なら同じ“コスト重視”でも答えはB(リザーブド)に変わります。同じ「安く」でも、稼働の仕方というキーワードで答えが分岐する——これがキーワード読みの威力です。迷ったら飛ばして2周目へ、そして無回答はゼロに。この型が本番の得点を底上げします。

読んでみよう

「キーワードから考え方を引く」「迷ったら飛ばす」「無回答をゼロにする」。この3つを守るだけで、同じ知識量でも得点は変わります。

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