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AWSコース · 第16章 CLF試験対策とまとめ · レッスン81

よく間違える比較 ― 紛らわしいペアの区別

導入

CLF試験でよく問われるのが「似ているけれど違う」サービスの区別です。ここでは間違えやすいペアを一覧にして、決め手をはっきりさせます。

説明

比較違いの決め手
セキュリティグループ vs ネットワークACLSGはインスタンス単位・ステートフル・許可のみ/NACLはサブネット単位・ステートレス・許可と拒否
CloudWatch vs CloudTrail vs Config監視(性能)/監査(誰が操作したか)/構成(設定の変化)
S3 vs EBS vs EFSオブジェクト/1台に付けるブロックディスク/複数台で共有するファイル
リザーブド vs Savings Plans vs スポット期間コミットで割引/利用量コミットで割引/余剰枠を大幅割引・中断あり
Shield vs WAFDDoS防御/Webアプリ攻撃(SQLi・XSS)のブロック
リージョン vs AZ地理的エリア/リージョン内の独立データセンター
IAMユーザー vs ロール人・恒久的なID/一時的に引き受ける権限(サービスに付与)
RDS vs DynamoDBリレーショナル(SQL)/NoSQL(キーバリュー)
SQS vs SNSキューに溜めて1つの受け手が処理/1回の発行で購読者全員に配信
Athena vs RedshiftS3のデータをその場でSQL(アドホック)/取り込んで繰り返し高速分析(BI)
CloudFront vs Global Accelerator静的コンテンツをキャッシュ配信(CDN)/キャッシュせず経路を最適化(動的通信)
IAM vs CognitoAWSを操作する社内の人・サービス/自社アプリを使う顧客のログイン
Transcribe vs Polly音声→文字(文字起こし)/文字→音声(読み上げ)
Textract vs Comprehend書類の画像から文字・項目を抽出/取り出した文章の意味・感情を分析
EventBridge vs Step Functions出来事をきっかけに起動する/複数の処理を順番に進行させる
DMS vs SCTデータベースを移行する/異なる種類のDBへ移すためスキーマを変換する
Rehost vs Replatform vs Refactorそのまま載せ替え/一部だけ改良/設計から作り直し
EBS vs インスタンスストア停止してもデータが残る(永続)/停止・終了で消える(一時的)
EFS vs FSxLinuxのNFS共有/WindowsのSMB共有やHPC向けの高速ファイルシステム
AWS Backup vs Elastic Disaster Recoveryデータを取って戻す(バックアップの一元管理)/サーバーごと別の場所で起動し直す(DR)
専用ホスト vs ハードウェア専有インスタンス物理サーバーを指名して専有(BYOL向け)/他社と共有しないだけで物理サーバーは指定しない
キャパシティーの予約 vs リザーブドインスタンス容量の確保(割引なし)/料金の割引(容量の確保が目的ではない)
CloudShell vs Cloud9ブラウザで使うシェル(CLI)/ブラウザで使う統合開発環境(IDE)
Trusted Advisor vs Trust & Safety自分の環境の改善点を助言/AWSリソースの不正使用を報告する窓口
セキュリティグループ インスタンス単位 ステートフル・許可のみ ネットワークACL サブネット単位 ステートレス・許可/拒否

具体例

紛らわしいペアは、実際の設問の形で1問解いてみると決め手が身につきます。CLF本番に近い形の例題です。

問:ある企業で「本番のEC2インスタンスを、いったい誰がいつ削除したのか」を特定する必要があります。最も適切なサービスはどれですか。 A. Amazon CloudWatch B. AWS CloudTrail C. AWS Config D. AWS Trusted Advisor

考え方はこうです。キーワードは「誰が・いつ・操作したか」。

  • A CloudWatch は“性能・状態”(CPUなど)を見るもの → 操作者は分からない。除外。
  • C Config は“設定がどう変化したか”は分かるが、“誰が”の追跡は主目的でない。
  • D Trusted Advisor は改善の助言。無関係。
  • B CloudTrail が「誰が・いつ・どのAPIを叩いたか」を記録する監査証跡。これが正解。

もし問いが「CPU使用率を監視したい」ならCloudWatch、「S3が公開設定になっていないか評価したい」ならConfig、とキーワードで決め手が切り替わるのが分かります。紛らわしいペアは、この“一言の決め手”さえ押さえれば選択肢を消していけます。

読んでみよう

紛らわしいペアは「一言の決め手」で覚えるのが効きます。特にSG/NACL、CloudWatch/CloudTrail/Config、購入オプションの3種は毎回のように問われます。

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